入れ歯

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良い入れ歯の条件

入れ歯とは歯を失ってしまった部分を補うためのものです。
せっかく入れ歯を製作しても、「入れ歯が合わない…」「入れ歯が痛い…」などのお悩みをお持ちされている方が多数来院されます。
当院では、下記のようなことを良い入れ歯の条件と考え、そのような入れ歯を製作し患者様にご提供しております。

  • しっかりとかみしめることが出来る
  • 装着していて、不快感がない
  • 見た目がより自然である

良い入れ歯であり続けるためには患者様のお口の状態に合うように入れ歯調整をすることが必要になります。そのため、患者様には入れ歯を製作した後に、3か月に一度は来院していただき調整を行うようにしております。

高齢者夫婦
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入れ歯の種類について

総入れ歯

歯を全て失ってしまっている場合には、総入れ歯を製作します。
治療の流れは以下の通りです。

  • 義歯印象(型取り)
  • 咬合採得(咬み合わせの決定)
  • 配列、試適(歯を並べた時の位置や見た目の最終調整)
  • 義歯完成、調整(入れ歯のお渡し)
  • 義歯調整(使っていただいた時に強く当たっていたい、咬み合わせが高いなどの調整)
  • メインテナンス

部分入れ歯

歯を一本~数本失ってしまった場合には、部分入れ歯を製作します。残っている歯にばねをひっかけることで支えとします。残っている歯の本数や状態によって形状が変わってきます。
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当院で取り扱っている入れ歯

レジン床義歯

レジン床義歯
概要 保険で安価で出来る入れ歯です。床で厚くなりやすいため、口の中に違和感があり、話しにくい場合があります。
メリット 保険診療で安価で制作できる。万が一壊れていても安価で修理しやすい。
デメリット 壊れやすい。金属のバネが目立つ。床が厚いため、食べ物の温度を感じにくい。
適用 総入れ歯・部分入れ歯
費用 保険適用 患者負担率で変わってきますが1割だと2000~3000円程度、2割だと4000円~5000円程度、3割だと7000円~8000円程度がかかります。

金属床(コバルト)義歯

金属床(コバルト)義歯
概要 床の部分が金属で来ている入れ歯です。そのため、冷たい・熱いと感じやすく、食事が美味しく感じることが出来ます。また強度と快適さも優れ、自然な装着感です。汚れがつきにくく、入れ歯特有のにおいが少なく衛生的です。
メリット 頑丈で壊れにくい。薄いため、装着時の違和感が少ない。冷たい・熱いを感じやすい。汚れが付きにくい。
デメリット 金属のバネが目立ってしまう。
適用 総入れ歯
費用 250,000円~

金属床(チタン)義歯

金属床(チタン)義歯
概要 床の部分がチタン金属で来ている入れ歯です。そのため、冷たい・熱いと感じやすく、食事が美味しく感じることが出来ます。また金属床(コバルト)義歯よりも軽量で、より装着感に優れています。またチタンなので金属アレルギーのリスクもありません。
メリット 頑丈で壊れにくい。薄く軽量であるため、装着時の違和感が非常に少ない。冷たい・熱いを感じやすい。汚れが付きにくい。金属アレルギーのリスクがない。
デメリット 金属のバネが目立ってしまう。
適用 総入れ歯
費用 500,000円~

ノンクラスプデンチャー

ノンクラスプデンチャー
概要 金属のバネを全く使用しない入れ歯です。見た目もとても自然で、装着感にも優れています。金属を使用していないため、金属アレルギーの心配がありません。自然な口元に追求した新世代の入れ歯です。
メリット 弾力があり壊れにくい。軽くて薄いため、装着時の違和感が少ない。見た目が非常に自然である。
デメリット 特になし。
適用 総入れ歯、部分入れ歯
費用 120,000円~

金属フレーム+ノンクラスプデンチャー

金属フレーム+ノンクラスプデンチャー
概要 ノンクラスプデンチャー同様、金属床が出ない自然な外観です。入れ歯の強度を保つため、内側に金属を使用していますが、薄く最小限の面積のみ使用しているため、なめらかな付け心地です。自然な見た目と噛みやすさを兼ね備えた入れ歯です。
メリット 頑丈で壊れにくい。薄いため、装着時の違和感が少ない。冷たい・熱いを感じやすい。目立たないバネで固定できる。
デメリット 特になし。
適用 部分入れ歯
費用 350,000円~
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入れ歯のお手入れについて

  • 入れ歯の清掃は、外してから落とさないように、入れ歯専用歯ブラシ、もしくは歯ブラシで優しく水洗いして下さい。臭いや汚れが気になる場合は食器洗い用の中性洗剤を使用してもらってもかまいません。
  • 就寝時は、基本的には外して寝ていただきますが、場合によっては外さずに寝ていただくケースがりますので、指示に従って下さい。外しておく場合は、熱や乾燥による変形や劣化を防ぐため、コップなどの容器に水を入れ、その中で保存して下さい。
  • 週に1回ほど入れ歯洗浄剤を使用することによって、より清潔にお使いいただけます。
  • 入れ歯は高熱により変形、変色、劣化することがあります。絶対に熱湯(60℃以上)に浸したり、かけたりしないで下さい。
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保険の入れ歯と自費の入れ歯の違いについて

保険の入れ歯と自費の入れ歯では、金額が大きく異なります。なぜそこまで金額が変わるのかというと、作成までにかかる時間と使用する素材が異なります。
保険の入れ歯では、一回の型取りと噛み合わせの確認で作成を行いますが、自費の入れ歯の場合は何回も型取りや噛み合わせチェックを行ってご自身のお口にもっとも適合した入れ歯を作成する時間が割けるだけではなく、素材も保険で使用できる素材よりも、温度などが感じやすかったり、装着感に違和感がなかったり、自然な見た目の入れ歯を作成することが出来ます。ただ当院では無理に自費の入れ歯を推し進めることは決してせず、患者様のご予算やご希望に合わせた入れ歯を提供することをお約束いたしますので安心してご相談にお越しいただけると幸いです。